about us

取り組み背景

廿日市市の中山間地域では、人口減少や高齢化の進行とともに、空き家が少しずつ増えています。その多くは、相続や将来への不安、相談先が分からないといった理由から、手をつけられないまま時間が経ってしまった住まいです。一方で、それぞれの家には、住んできた人の暮らしや思い、地域との関係が今も息づいています。

私たちは、こうした声や現場に日常的に触れる中で、空き家を単なる建物としてではなく、これまでの暮らしや思いを受けとめ、次へとつないでいく存在として捉えたいと考えるようになりました。空き家は、暮らしを次へ紡ぐための大切な入口でもあります。

制度や手続きだけでは拾いきれない思いや背景に寄り添いながら、地域の人たちとともに考え、動いていく仕組みをつくりたい。その思いから、「はつかいち空き家まるごとサポート舎」を立ち上げ、この取り組みをスタートしました。

コンセプト

はつかいち空き家まるごとサポート舎は、空き家を単なる管理や処分の対象として捉えるのではなく、住んできた人の暮らしや思いが積み重なった地域の資源として位置づけています。空き家を入口に、住まい・暮らし・人との関係を含めた課題に向き合い、次の世代へと無理のない形でつないでいくことを目的としています。

制度や手続きだけでは対応しきれない背景や個別事情に寄り添いながら、地域住民、専門家、行政と連携し、一人ひとりに合った選択肢をともに考えます。相談前の段階から受けとめる体制を整え、空き家と暮らしをまるごと支える実践的なサポート拠点として、地域に根ざした継続的な支援を行っていきます。

運営メンバー

メンバー写真

「はつかいち空き家まるごとサポート舎」は、中山間地域の課題に向き合いながら、日々の暮らしの現場で活動してきた複数の屋号・団体が連携して運営しています。それぞれが異なる分野で経験を重ねながらも、「暮らしを次へつなぐ」という共通の思いを大切に、地域に寄り添った取り組みを続けてきました。
中山間地域では、空き家の増加や高齢化、人口減少といった課題が、住まいの問題だけでなく、福祉や子育て、移住、地域との関係づくりなど、暮らし全体に関わっています。私たちは、こうした一つひとつの課題を切り離すのではなく、日常の声や小さな困りごとから丁寧に受けとめ、つなぎ直していくことを大切にしています。

  • 合同会社とこらぼ

    津田商店街の「ナガスタ」を拠点に、空き家や暮らしの相談窓口、家財整理の支援を行っている。左官職人や医療従事者が関わり、ナガスタを地域のハブとして多様な課題に向き合っている。

  • 田崎裕司

    東京と広島の2拠点生活を行いながら、廿日市市地域支援員(定住推進)として中山間地域に関わる。津田商店街の空き店舗を活用したセレクトショップを拠点に、中山間と都市部をつなぐ場づくりに取り組んでいる。

  • 株式会社地域事業再生パートナーズ

    2009年より広島・廿日市市を中心に、産業や観光、コミュニティ、教育等の現場を伴走支援。中山間地域の人と事業者、地域、行政をつなぐ。佐伯・吉和では「はつかいち森のあそび場協議会」の事務局を運営。

サポートメンバー

  • Sumu

    撮影担当
    ペーパーコード張替を専門とする工房。
    椅子と向き合い暮らしの中で使い続けるための修理を行っている。

  • 合同会社アマミドコロ

    Webサイト制作担当
    広島市・廿日市市を中心に活動する、デザイン・クリエイティブユニット。

  • 廿日市市地域支援員

  • 岡村工務店(宅建業・リフォーム業)

  • NPOあさはら

  • 玖島の空き家を考える会